パッケージ / 制作期間:7日間 / 2024.06

お世話になっている塗料屋さんへのデザイン提案

作品1:原案を尊重し、イメージを誇張

このパッケージデザインは、お世話になっている塗料屋さんの商品シールのデザイン提案です。 デザインに関しては、あまり知見がないため、コストを上げたり、大きく変更することは避け、現在使用されているシールのリニューアル版としてご提案しました。 1案目は、現状のデザインをモチーフにした「商品名」のイメージが視覚的に分かる「イラスト」と「文字」をやや誇張して仕上げました。こちらの塗料屋さんは、展示会にも出展されているようでしたので、なるべく遠くから見ても分かるように「太文字」はそのまま起用し、「視認性が高いフォント」に変更しました。

作品2:塗料のイメージをそのままに

塗料と聞くと、粘性のある塗料が缶の出口付近に付着したり、缶の側面を流れ落ちるようなイメージが湧くと思います。そんな塗料のイメージを、商品シールに遊び心として表現してみました。この飛び散った塗料を表現する上では、シール自体は、シンプルに仕上げることで、より飛び散る塗料で躍動感を演出しています。また、それぞれのレイアウトを類似させることで、商品を陳列した際の一体感を生む役割も担っています。そして、塗料を実際に使用してみると、慣れない作業が多く、やはり容器に付着しがちです。そこで、例え容器が汚れてしまっても、「味となるようなパッケージデザインに。」という思いも込めています。

作品3:置いておきたくなるシンプルさ

この塗料は、多肉植物を育てる方の中で自分で鉢をリメイクする方向けに商品化をしたので、ターゲットとなるのは女性が多いそうです。 そのため、女性目線でデザインアプローチをすることを決めました。そこでまず着目したのが、この容器の容量です。容量は、「500ml」で、1回で使い切るには、中々多いと思い、残した容器を保存する必要があると判断しました。そのため、デザインは家の中に置いても視覚的にノイズにならないようなビジュアルとして、シンプルを極めたデザインに仕上げました。