Sign man / 制作期間:14日間 / 2018.09

メディアアート

パーソナルスペースとグラフィックスペース

このアートは、人間の3次元の距離感のスペースとそれらを投影するグラフィック領域をスペースと捉えました。まず、キネクトセンサーで距離をセンシングし、そのデータをプロジェクションマッピングでグラフィック処理をして、3次元のスペースと2次元のスペースを繋げたアートです。

制作背景

この作品は、ベルリン芸術大学院のメディアアートの受験用のポートフォリオ作品の1つでした。 私は、研究対象として、「スペース」に興味を持ち、その視点で作品を制作しました。 その理由は、大学の「人間環境デザイン学科」で学んだ建築・福祉・人間工学を意識したスペースに対するデザインアプローチの経験からです。例えば、建物のランドスケープによるエントランスへの誘導、美術館での展示品の展示領域からの空間設計、車椅子の通り道などのユニバーサルデザインを意識したスペースの取り方、室内にプロダクトを配置するスペースの取り方などです。 私は、それぞれの持つスペースの魅力に惹かれ、スペースをメディアと捉え、アート制作を行うつもりでした。